女たちの都~ワッゲンオッゲン~

解説

「男なんかそがんもんよ、原動力はオンナと金!」女たちの大きな愛がふたたび町と人生を輝かせる!

熊本県天草市牛深。100年前、豊富な漁獲量を誇るこの海の町には、若く屈強な男たちが稼ぎ、金が舞い、いい女が春を売り、豪華絢爛な色街が栄えた。しかし今では・・・魚は取れない、働く場はない、若者はいない、日本一の衰退都市、つまるところお先真っ暗。現状を変えようにも、口だけ達者で呑んでばかりの旦那衆。それなら女がやるまでだ。愛する街の活性化のためウツボ屋の女房・弓枝と仲間がもくろんだのは「花街復活」。元遊郭を料亭に?主婦が芸者に?!女が「女」で町おこし。まさにここが「女たちの都」!愛情と気力あふれる女たちが織りなすユーモラスな社会派人情劇。年齢関係なく未来を切り開いて行こうと突き進む彼女たちの姿を見れば、貴女にも同じく夢を叶える力が眠っていることに気付くだろう。

大女優たちの豪華共演!

主人公・弓枝を演じるのは大竹しのぶ。故新藤兼人監督のミューズとして「ふくろう」「一枚のハガキ」など晩年の名作を支えた2011年紫綬褒賞受賞の大女優が、本作でも躍動する。弓枝とともに難題を突破していく仲間・ゆり子に松田美由紀(「犯人に告ぐ」)、不妊と姑に悩む俊恵に西尾まり(「酔いが醒めたら、うちに帰ろう」)、離婚を機に故郷へ帰ってくる春美に杉田かおる(「青春の門 自立編」)、息子夫婦にやきもきする姑に長山藍子といった迫力の実力派女優が勢揃い。ブラザー・トム、遠藤憲一、中村有志がそろいもそろった愛すべきダメ男を軽やかに演じているのも楽しい。監督は、プロデューサーとして「パッチギ!LOVE&PEACE」「フラガール」など良質の日本映画をプロデュースして来た禱映。初映画監督作品となる。

衰退都市No.1の街から生まれた【女性讃歌】

過疎化、高齢化、少子化、経済の状態の悪化から衰退都市日本一とささやかれる天草市牛深。しかしそれは天草だけの問題ではない。今や東京以外の都市はどこも同じ状況を抱えている。経済成長の反面、見捨てられてきた「田舎」を見直そうという動きが近年活発化。その都市の持つ特色を活かした活性化計画が日本各地で行われている。